永遠の途中

唯川恵さんの「永遠の途中」を買いました(中古で105円でした^^)。

主婦で子なしパートで働く私と自信

「永遠の途中」は主婦と独身女という異なる人生を歩む二人の女性の人生を 60歳まで交互に描く物語。

主婦・薫は、自分があんなふうにバリバリと仕事ができればいいのにと独身女・乃梨子を羨み、独身女・乃梨子は、自分があんなふうに好きな人と結ばれて好きな人に守られて好きな人の帰りを待つ人生が選べたらと主婦・薫を羨む。

何をやっているんだろう、と思いつつ、ついつい自分以外の人の生き様にとらわれてしまう。 ひどいときはそれが自分のパートナーにも及ぶ。

あの人は○○なのに、私は●●だ。
あの人の旦那は□□なのに、私の旦那は■■だ。

あなたは毎日が不幸でしょうがないの?と聞かれれば決まって
「そういわれれば、シアワセやなー」と思う。

あなたの旦那はそんなにどうしようもない人なの?と聞かれれば決まって
「いや、そんなことは全然ない」と思う。

なのにシアワセな私、シアワセな夫婦生活を中心に
自分の人生に自信がもてない私がいる。

遠ざかっては近づく、近づいては遠ざかりながら別々の人生を送ってきた薫と乃梨子は、60歳でまた近づく。主婦であることも独身であることも超えて心のそこから互いに向けて「乾杯」とエールを送られるようになった二人が杯を傾ける。

それは「自分の人生は、今まで歩んで来たところにしかなかったのだな」と二人が自分にうなずけたからできたこと。

「永遠の途中」で唯川さんが私にくれたメッセージ。
それは、単行本の帯にある言葉。

どうしてもっと、自分の生き方に自信を持って来なかったのだろう

私に足りないもの。自信。
どうしたら自信を持てるかわからないけれど、
ひとまず今の自分からはじめてみようかな。

今日の私はちょっと左肩の凝りが辛いけれど、おおむねシアワセ。
アジサイの花を愛でに、近所のアジサイの名所に行く予定。

そのまえに、まずは大好きなスパゲッティーで腹ごしらえね(^-^)