木村屋總本店の桜あんぱん
母と銀座に行ったとき、木村屋總本店であんぱんを購入。普段食べているあんぱんよりも生地に歯ごたえが合って、風味も豊か。あんは甘さ控えめでした。

少し小さめで上品な見た目どおりのお味でした。

母「いつものあんぱんより固い」私「風味豊かな酒種生地が美味しい」

木村屋總本店

母と銀座を散策したときに立ち寄ったのが、あんぱんで有名な木村屋總本店。日本人が初めてオープンさせたパン屋で、明治天皇にあんぱんを献上したことがあるというお店です。

酒種あんぱん

木村屋總本店

木村屋總本店のあんぱんは、酒種で生地を発酵させているのが特徴。酒種というのは日本独自の発酵種で、(木村屋さんの場合は)米と糀で育てた天然酒種酵母菌なんだそうです。

母は一口目から「いつも食べている(スーパーの)あんぱんより硬い」と連呼していて、確かにいつものあんぱんの生地とは硬さも味も違いました。私的には「お母さん、そこが木村屋さんのあんぱんのエエとこやん!」って感じなんですが、もしかしたら、母が昔食べていたあんぱんこそ木村屋さんのあんぱんに近い味だったのかもしれないですね(母は食べ飽きている?)。

生地の硬さは、(極端に例えると)あんぱんより蒸しパンに近い感じ。よく噛みながら味わうと、酒まんじゅうに似たふくよかな甘さがあり、普通のあんぱんの生地に感じる酸っぱさがあまり感じなくて、私は酒種あんぱんの方が美味しいと思いました。

ゆっくり良く噛んで食べる人の方が向いているあんぱんかもしれません(笑。

桜あんぱんがむかしの”あんぱん”

私は普通のこしあんのあんぱんと桜あんぱんを購入しました。桜あんぱんは、ちょこんとピンクの塩漬け桜が乗っている見た目が可愛いんですよね。桜あんぱんもこし餡でした(私はこし餡が好き♪)。

帰宅してから木村屋總本店のホームページを読むと、明治天皇に献上した”あんぱん”は現在の桜あんぱんだそうで、日本らしいパンを献上したいという思いから生み出されたそうです。

冒頭の写真がその桜あんぱんなのですが、ふふふ、桜が見えませーん(笑。

木村屋總本店の桜あんぱん

早速、桜あんぱんを割ってみると真ん中に咲いてました、桜が。

しょっぱくて餡子と酒種生地との相性も良いのですが、桜の塩漬けはたった一口でおわり。桜の花びらがすぐに散ってしまうように、桜あんぱんも私の口の中であっというまに散ってしまいました。

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