こんにちは。今日も秋晴れ。少しずつ風が涼やかになってきてますね。


来週と再来週の週末は2週続けて連休。特に予定が入っていないなら電車の旅なんてどうでしょう?昔、電車オタクの父から教わった節約家向けの電車の旅を紹介します。

140円~で大阪・奈良・京都を周る方法

初めに断っておきますが、これは正しい切符を購入せずに電車に乗る詐欺行為、いわゆるキセルではありません!JRのきっぷの買い方のルールに従った方法です。

JRのある特例

JRの切符購入のルールの一つに「大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例」という特別ルールがあります。

この特別ルール、簡単に言うと同じ駅・経路を通らない限り(一筆書きの要領)、乗った駅から降りた駅の最短距離で運賃を計算しますよ、というルールです。料金は乗った駅⇒降りた駅で計算されるので必ずしも140円ではありませんが、私はこの旅の事を140円の旅と呼んでました。

普通、乗車運賃は電車に乗って走った距離で計算するので、「大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例」は非常にお得なルールとなってます。

例えば、山科駅を出発して、草津⇒柘植⇒木津を経て京都駅で降りた場合(ひだりの赤線部分)。料金は山科⇒京都間の180円です。

普通に電車に乗って走った距離で計算すると130キロほど走ることになるので、料金も2,000円ほどかかるんでしょう。手元に「JR時刻表」などがないので正しい計算はできませんが、なにせ午前9時に山科駅を出発して、京都駅に着くのが12時半という長旅(山科駅と京都駅は最短で6分の区間です)。それが180円でいけるんだからお得でしょう。

特例の条件

  • 大都市近郊区間内のみを乗車すること
  • 普通乗車券または回数乗車券で利用すること(普通電車と快速電車だけ)
  • 経路が重複しないこと(=ひとふで書き)
  • 途中下車しないこと

大都市近郊区間

  • 東京近郊区間

  • 新潟近郊区間

  • 大阪近郊区間

  • 福岡近郊区間

電車の旅の計画の立て方

電車が好きで、この先何度も電車の旅を組んでみたい、という方には「JTB 時刻表」などの購入をお薦めします。各路線の発着予定時刻や距離などが詳しく載っているので、無駄のないプランが立てられます。「JTB 全国版 携帯時刻表」のような携帯版なら携帯するにも便利で、旅の途中でプラン変更するときも安心です。

とりあえず試しに計画を立ててみたい、という方には各JRの経路検索ページをお薦めします。

検索ページで列車時刻を調べる場合は、

  • 新幹線や特急列車の指定ボックスのチェックを外す
  • 出発駅と到着駅は経路順に分割して入力する(山科駅⇒京都駅の例だと、「山科駅⇒柘植」「柘植⇒木津」「木津⇒京都」という風に分割する)

まとめ

電車に乗っているだけで嬉しい子供さんにお薦めです。隣の駅から最寄の駅まで乗るというのが一番利用しやすい経路です。隣の駅までは送ってもらうとか、バスで行くとか別料金で電車に乗るとかしなければいけませんが、その後は数時間電車に乗りっぱなしで140円~。予算的にはいい話でしょう~。

連休に家にお子さんとどうですか?