サントリートピックスのブロガーズイベントで京都の山崎蒸留所を見学することになりました。
参加動機は「苦手なウイスキーの魅力を学ぶこと」でしたが、ものの見事にウイスキーが飲めるようになって帰ってきました^^
ウイスキーが好きになった真面目な見学会の流れ
今回参加したイベントは「サントリートピックスブロガーズイベント『山崎蒸留所:シングルモルト楽しみ方講座~ハイボールから始めよう~」。
⇒速報レポ:山崎蒸溜所「シングルモルト楽しみ方講座~ハイボールからはじめよう~」ブロガーイベント開催中!
⇒ウイスキー熟成中(山崎蒸溜所ブロガーイベント)
サントリートピックスのイベントは前から興味があり、初めての京都イベントとあって参加したい!と思ったもののテーマがウイスキー(シングルモルト)の楽しみ方」。私、実はウイスキーが苦手なんですよ。
だけど、バーで格好よくウイスキーが飲めるようになりたいという願望があったので、「ウイスキーが苦手だけど、ウイスキーのことを知って好きになりたい」と正直に応募動機に書いて参加しました。こんな私の挑戦(?)を受けてくださったサントリーさんに感謝です(笑。
「角ハイボールセット」で事前準備
イベントの数日前にコンビニ限定「角ハイボールセット」を購入。角って?ハイボールって?という私のウイスキーな日々の始まり。今では美味しいハイボールを入れる自信があります^^v
(※こちらで発売を知りました⇒WADA-blog:角ハイボールの作り方(2))。
ハイボールはウイスキーを氷と炭酸水で飲むものみたいですが、生まれて初めての自宅ウイスキー体験。真面目に角ハイボールを作りました。
完成した角ハイボールを飲んで最初の言葉が「ヤバイ。苦手!」だった私に対し、意外にも夫(お酒が飲めない)は普通に飲んでました。自主的にグラスに手を伸ばす姿を見てちょっと感動。そんな夫の姿は初めて見たので、私がウイスキーを好きになれば♪と思いました。
角ハイボールは飲んでいるとどうしてもおつまみが欲しくなりました。「ナッツ類」「燻製チーズ」と「チョコレート」を買ってきて一緒に楽しむと、ハイボールも美味しくなるから不思議。私はチョコレートと一緒に飲むのが特に美味しいと感じました。
★イベントで食べたおつまみ:ハイボールの作り方とウイスキーとおつまみのメモ
飲み方はハイボールと水割りを試しました。夫はハイボール、私は水割り。苦手でも酒飲みの血には逆らえないのかしら?と思いました。
苦手なはずだけど、飲み方や食べ方で七変化していくウイスキーを面白いと思いました。バーでウイスキー&夫とウイスキーで晩酌の夢が膨らみました。角ハイボール、試して正解でした♪
山崎蒸留所は癒しの空間
イベント当日はJR山崎駅に集合して徒歩で山崎蒸留所に向かいました。駅のすぐ後ろに緑豊かな山があり、空気もきれい。ちょっとした観光気分になりました。
ウイスキー作りには1年を通して霧が発生しやすい環境や美味しい地下水が必要で、ここ山崎が蒸留所に選ばれたそうです。たしかに肌にペタっと吸いついてくる湿気を感じます。京都市内と違うのは、この湿気が豊かな緑で浄化され冷やされた美しいものであること。癒されます。
蒸留所内の工場見学では、ウイスキーに精通するプロフェッショナルな案内係の方からウイスキーが出来るまでのお話を聞きました。
「ニューポット」という無色透明な赤ちゃんウイスキーの誕生まではわずか1週間程度だということ。樽に貯蔵することでウイスキー独自の琥珀色が生まれること。
ウイスキーは樽の中で外気を吸いながら個性を身に着けていくということなどを教わりました。
★さらに詳しい、ウイスキーの製造工程記事は山崎蒸留所見学メモ(初心者的ウイスキーができるまで)
苦手なものだからこそ、ウイスキーが出来るまでを知りたいと思って参加しましたが、やっぱりこの過程を教わって良かった。苦手という気持ちがどうでもよくなり、ただ、ウイスキーを楽しみたいという気持ちになっていくのを感じました。
人間関係でも、苦手と思っていた人のことを深く知ったことで逆に仲良くなるなんてことがありますよね。あれと似ていると感じました^^
サントリーのウイスキーが真面目だと感じた話
サントリー山崎蒸留所の見学を終えて思ったこと。「サントリーさんって真面目だ」。
たとえば蒸留施設の外に置いてあった、蒸留釜の形をした置物。蒸留釜をかたどった単なる置物かと思ったら、本当は、視覚障害者の方に蒸留釜の形を知ってもらうための模型でした。
異なる味や香りの素材を得るために蒸留釜の形は重要。だから、蒸留釜の形をいろんな方に知ってもらいたいというサントリーさんの真面目な心配りを感じました。
また、山崎蒸留所の現工場長・宮本さんのお話でも素敵なお話を聞きました。
海外勤務の時に現地のバーで飲んだ山崎12年が、以前の山崎の香りと違うと感じて驚いていたら、その山崎12年がISCの金賞を受賞したというお話。
実は山崎蒸留所、1987~1988年にウイスキーの製造ラインを止めていたそうなんです。
理由は自社のウイスキー作りに危機感を感じたこと。それまでの経験や技術力を結集し製造を再開したのが2年後の1989年で、2003年のISCで金賞を受賞した山崎12年は、その1989年のもの!日本のシングルモルトが始めてISCの金賞を受賞した記念すべき1本がその1989年のものだったことが、本当に嬉しかったと話してくれました。
美味しいウイスキーは製造に携わるすべての人たちの思いの結集。サントリーのウイスキーもまたそうした真面目な思いが美味しく育てているのだと感じました。そして、宮本さんのこのお話がイベントでの私の最大の収穫。美味しいウイスキーと現場の思いに乾杯です♪
体験型講座はWEBから申し込めます
シングルモルトウイスキーの魅力を楽しむための講座が開設されていて、WEBで申し込みをすれば、参加することができます(内容はブロガーズイベントと異なります)。
有料ですが、それぞれの講座ごとにお土産がついています♪ウイスキーが好きな人だけじゃなく、私のように苦手な方もぜひ。人生の楽しみが増えます♪
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Comments
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山崎蒸溜所ブロガーイベント「シングルモルト楽しみ方講座」の終了後、サントリーさんの特別なご配慮で、JR山崎駅前にあるRESTLOUNGE「ヒロ」で懇親会…
…
2009年7月8日 10:38 PM | Mickey's Column
nikko81と申します。
帰省のついでに東京から参加いたしました。
(大阪出身です)
わたしは、お酒を飲むようになってから、
一途にウイスキーばかりを好んで飲んでいますが
(他も飲めますけど)
苦手だった方が飲めるようになった、
という話を伺うだけでとてもうれしくなりました。
|蒸留釜の形をした置物
アレ、視覚障害者の方のためのものだったのですね
ちゃんと聴いてなかった…
工場長のお話もよかったですが、
この心配りにもちょっと感動しました。
サントリーさんもまじめなものづくりをしていると思います。
どちらかというとニッカ派なのですが、
ニッカさんよりも広告上手、というイメージが
先行しちゃうからなのでしょうけどね。
ちなみに、1923年に山崎蒸留所が竣工したときの
工場長はニッカウヰスキー創業者の竹鶴さんなんですよ。
2009年7月12日 7:29 PM | nikko81さん
★nikko81さん
こんにちは!コメントありがとうございます^^
お酒を飲むようになってから、ウイスキー一途!!
イベント当日にお話ししたかったです、残念。
(私は、まだ焼酎が苦手です)
>苦手だった方が飲めるようになった、
>という話を伺うだけでとてもうれしくなりました。
このコメントを読んで、仲間として迎えられたような気持ちになり
私も嬉しくなりました♪♪ありがとうございます。
>蒸留釜の形をした置物
そうなんですよ。私も嬉しくなって、
絶対記事に載せよう!と思いました。
(写真は工場長にリクエストして、
持っているところを撮影させていただきました^^)
>どちらかというとニッカ派
あはは(笑。
私の父もどちらかというとニッカで、
「次は小樽のニッカ工場に行って来い」といわれました。
>ちなみに、1923年に山崎蒸留所が竣工したときの
工場長はニッカウヰスキー創業者の竹鶴さんなんですよ。
うわー、この情報は面白いです!ありがとうございます。
私はこの記事を書く前に、
ニッカのホームページも回遊したのですが、
どちらも良いウイスキーを作っているんだろうと思いました。
(体調とか好みとか、年齢とかによってその日の一番が変わるかなぁと)
私の記事の「美味しいウイスキーは製造に携わるすべての人たちの思いの結集。サントリーのウイスキーもまた」という部分は、そんな気持ちの現れです^^
2009年7月13日 1:41 PM | Ritty