フローティングビジョン

フローティングビジョンはパイオニアが世界で始めて商品化された浮遊映像表示モニター。

ん?と思うところもあるけれど、とっても気になる商品で、あれこれ妄想しながらアイディアを考えてしまいました。

レイア姫に憧れて開発が始まった夢いっぱいの商品だと感じました(パイオニアさんのお話が熱かったです♪)

フローティングビジョンの感想やアイディアがたくさん湧きました

MONO-PORTAL主催「ネット動画講座入門編」でパイオニアさんのフローティングビジョンについて色々教わってきました。

変わった商品ですがパイオニアの方に熱心におつき合いいただき楽しく勉強できました。夢を感じたので思ったこともたくさん。今日はいつも以上に(!)に長々と綴ります(怖。

フローティングビジョンとは

簡単に説明すると写真や動画を専用メガネなしで立体的に楽しめモニター。類似商品の開発がいろんなところで進んでいますが、パイオニアさんは世界で始めて商品化されました。

レイア姫が夢の原点

1977年のスターウォーズ第一作でレイア姫というヒロインがホログラムで空間立体映像されたことに衝撃を受けたことが原点となった商品。レイア姫はパイオニアだけでなく世界中のエンジニアたちが憧れを現実にしようとしてきた映像技術なんですよね。「レイア姫 ホログラム」検索したらたくさんの熱い記事が見つけられました。

フローティングビジョンの感想

初めて見たときは一般の人がいま欲しい商品というより、マニア向け。私自身はこれからどう発展していくかワクワクする商品だと感じました。

現段階でも良い、と感じたところ

なんといっても裸眼でメガネつけずに見られるところ。映画アバターや4月に販売予定の3Dテレビの専用メガネは普段使いでは「たいそうやなあ」と感じるんですよね。

立体に見せる技術が3D映画・テレビとは違うため、目が疲れにくいのもポイント。アバター(XpanD)は映像が暗く、途中で何度かメガネを外して休憩しました。フローティングビジョンは明るい室内で普通に見られるため違和感がなかったです。

インタラクティブ機能という遊び機能も面白かったです。

フローティングビジョンに手をかざす フローティングビジョンの映像が変化

画像に手を突っ込むとキャラクターが反応するよう設定できるので、フローティングビジョンとユーザーが双方向でつながる感じがあり、臨場感や親近感を感じました(この機能もFV_Tool で秒指定するだけで実現可)。

意外に「おおっ」と思ったのは付属しているFV_Tool というソフト。秒を指定するだけの超簡単作業でフローティングビジョンを楽しめるんです。

フローティングビジョンのソフトFV_Tool

casioのZ450などのデジカメを使えばダイナミックフォト(一部アイテムだけを切り取った合成写真)→動画作成もパソコン不要でできるので、専門知識がほんといらないんですよ。意外なところからユーザーが出てくるかもしれませんね。
(※フローティングビジョンとcasioのZ450を両方持っているとかなり遊べます。)

▼当日、即興で作った動画(動画の18秒目あたりで誰かさんの○○が聞けるかも!)

ふむふむ、と思ったところ

いちばん苦しいのは見られる角度が真正面に限定されちゃっていること。皆で一緒に眺めて楽しみたっ!と思いました。

斜めから見たフローティングビジョン

また、普通の人向けにパソコンがいらなければ最高、と思いました。デジタルフォトフレームみたいだといいな☆

たとえば”子供の写真や動画を使い、インタラィティブ機能で「おばあちゃん、元気だして!」と子供のアップ写真を表示させる設定のものをおばあちゃんにプレゼントとか、使えそうだとおもいません?(ワクワク^^)

あ、それと、女性目線でいうと見た目がイマイチかなあ。。。いかにも電化製品!って感じですよね。近い将来、一般のユーザーも利用したいと思えるときがきたら、そのときはデザインも「これが映像モニター?」と思える素敵なデザインにして欲しいと思いました。

フローティングビジョンを使うアイディア

フローティングビジョンをメニュー表示アイテムの一つに導入した飲食店があるそうです。いいですね。iPhoneのように映像に触れたら他のメニューに変わったり、映像を専用のお箸で掴むしぐさをしたら注文が入るとかっていう楽しみが増えたら、回転寿司やさんにある子供向けの注文ディスプレイにならないかなー。

他には、持ち運べない大きな建造物の立体イメージをPRするために営業でつかうとか。ライトアップの様子などは2次元の写真よりリアルに実感してもらえそうな気がします。映し出された建造物を360度、自在に回転させられたらいいな、なんて思いますね。違う技術の話になのかもしれませんが。

と、素人が好き勝手な事を言ってます。マニアックな商品ですが妄想が膨らむのはどうしてでしょう?スター・ウォーズを見て多くのエンジニアが夢を抱いた気持ち、少し疑似体験したからでしょうか。

いろんな人のアイディアに触れてもっともっと進化する商品。チャンスがあれば体験してください。

フローティングビジョン関連リンク

▼展示、販売しているお店(2010年2月26日現在)