森山直太郎 傑作選

2004年にレンタルしてコピーを作ったもののほとんど聞いていなかった森山直太郎のマキシシングルコアアルバム「乾いた唄は魚の餌にちょうどいい」。最近になってたまたまオーディオにCDを載せて、「聞いて」みると。。。「聴いて」しまいました。
  *聞く → 一般的使う。耳に入ってくるイメージ
  *聴く → 限定的に使う。身を入れて、意識して耳に入れるってイメージ

「さくら」(独唱)で、一躍トップスターに躍り出た森山直太郎。しぼり出すような表情で、しぼり出したハイトーンの声を駆使して歌うその歌い方に、どことな落ち着きのなさを感じて、私は彼の音楽をわざと聞かなかったように思う。

まっすぐに音楽に取り組む森山直太郎の、音楽に対する姿勢がまぶしくて、目をそらしていた?と自分に問いかけてしまう。そう。今の私には、今まで2年間もの間、彼の音楽を心に受け入れなかったことが不思議なのです。自問してしまうぐらい。

私が聞いたCDタイトル「乾いた唄は魚の餌にちょうどいい」じゃないけど、「私の乾いた心に、あなたの歌がちょうど良い」。節約&エコな暮しdeちいつものリニューアル作業の最終段階(=いちばん辛いとき)は、彼のたった5曲の音楽を繰り返し聴くことで、気がついたら晴れやかな気持ちで乗り切っていました。

それから2週間が過ぎました。その間も何度も繰り返し聞きました。そして、シングルだけではとうとう満足できなくなった私は昨夜、仕事が終わるとすぐにレンタルCDショップに駆け込みました。

森山直太郎の音楽をもっと聞きたいという気持ちは、行こう行こうと思いつつ何ヶ月も行かなかったレンタルショップまでの距離を縮めました。お店に着いたらわき目もふらず「邦楽>ポップミュージック>も」へ。

そこには写真のアルバム「傑作撰 2001~2005」が正面をこちら側に向けられてディスプレイされていました。

縁とは、、、

こういう一瞬があることを言うんですね。私が「もっともっと」と欲した森山直太郎の音楽を詰め込んだアルバムがそこにありました。
 ←んな、大げさな!レンタルショップやん。普通にあるで!!とツッ込んだりして(笑

ハンカチが手放せないという人もいれば、歌唱力や表現力、創造力、どれをとっても超一品と褒めちぎりの人も。私の感想は。。。今日のブログを書いている私を想像して感じ取ってもらえますか?まだ言葉を捜しているところなので、なんて言いたいけれどそれはあんまりなのでいつもの長縲怩「一言。

才能と音楽に対する真摯な態度
その両方のどちらがかけても、森山直太郎の音楽は私をこんなにまで惹きつけなかった。圧倒的に彼の世界があふれているはずのメロディーや歌詞。なのになぜ、こんなにも自然に、秋の夜に響くスズムシのように、日常に溶け込んでくるのか。わからないけれど、それならわからないままでいい。ただ、もっともっと、何度も何度も聞きたくなる「乾いた心に染みてくる」音楽です。