パンを焼くこと。それだけのようで、それだけではないんですね。
ヘルシオで焼いている白いパン

レシピ本に掲載されているコラムなどを読み、学ばせてもらったことをメモする記事です。

やさしい時間をすごしてパンを焼く生活、いいなー

少しずつ、パソコンやスマホの時間が減っているのかなー。
写真を撮ったり、庭で畑をみたり、収穫物の加工をしたり。というやさしい時間の過ごし方を書きたかったけれど、やっぱり平日は時間がないですね。仕事してます。それと疲労のため休養(40歳を過ぎてから休養の優先度を上げました)。

数年前は理解できなかったレシピ

今朝は久しぶりにレシピ本を手に取りました。門間みかさんの「ほんのりしあわせ。おうちパン~ぱん工房『くーぷ」のBakery Diary」です。知人宅への手土産にパンを焼こうと思って。
レシピ本「ほんのりしあわせ。おうちパン~ぱん工房『くーぷ」のBakery Diary」

数年前にネットで買ったもののレシピに「自然酵母」の文字を見て、無いし、無理やし。と思い、一つのパンも作ることなくレシピ本棚にありました。料理はうまくならないのにレシピ本ばかり買う人の典型かもしれんですね。

んで、久しぶりに「ほんのりしあわせ。おうちパン~ぱん工房『くーぷ」のBakery Diary」を見たら、「スーパーカメリヤ」とか「インスタントドライイースト」とかっていう見慣れた材料が並んでいたんです。あれー?すぐできるレシピばっかりやん、と。

おそらく数年前の私は、パン作りの工程をほぼ知らなかったんですね。人生で数回しか焼いたことがないような経験値で(しかし焼き上がりのパンの旨さから家族に絶賛され知った気になっていたと思われる)、すべてが特別なレシピに見えたんだと思います。
ヘルシオで焼いている白いパン

道産の強力粉が手に入れやすくなり、パンを焼く機会が増えました

今も人生で数十回しか焼いたことありませんが、北海道に来てからは強力粉が比較的安く(送料がかからず大容量のものが)手に入るので、ホームペーカリーで一次発酵までやってから成型>二次発酵は自分でということはちょこちょこやっていました。

(ジャムが溶けて流れ出たジャムパンとか、餡子が少量すぎるあんパンとか、いろいろ作りました)

今日焼いたのは油(バターもオリーブ油も)を使わない白いパン

前置きが長くなりました。パンです。今日は油を使わないパンを焼きました。保湿のためにハチミツを使い、白く焼き上げるためにオーブンは160度で、というパン。

ふつうに美味しいパンができました。

でもなぜか表面が滑らかでない(理由、まだわからず)。そしてしょっぱい。
白いパン

しょっぱいのは塩を入れすぎたから。塩を軽量せず強力粉にダイレクトに入れたのが悪うございました。初歩中の初歩がなっとらん。表面が滑らかでない理由はわからないので、次はその理由を考えながら作ってみます。

自分で何度もやって、自分で考える

今日、このブログ記事を書こうと思ったのは、レシピ本に載っていた門間みかさんの考え方を思い出せるように形にしたかったからです。

「レシピを読む」力をつけましょう。・・・(略)・・・たとえ写真がついていなくても、それがどんなタイプの、どんな風味の、どんな大きさのパンになるか想像することができる力、という意味です。・・・(略)・・・レシピを読み、頭の中で「ああ、こういうパンになるのね」と味や香りをイメージし、作業の意味を知り、自分なりのポイントを整理してから作ったパンはやはりできあがりが違います。

引用元:ほんのりしあわせ。おうちパン~ぱん工房『くーぷ」のBakery Diary 49ページ

さきほど、”料理はうまくならないのにレシピ本ばかり買う”と書きましたが、私が「レシピを読む」力をつければ料理も上達しそうです。そして、いままではどうしたらレシピを読めるようになるかピンと来ませんでしたが、門間さんの言葉で「想像」することがキーになるんだと。これはピンと来ました。

レシピを見て想像する。完成形を妄想するのではなく。

どんなプロセスにおいてもここがとくに大事!という「大きなコツ」は確かにあるわけです。・・・(略)・・・でも実際は、その「大きなコツ」にいたるまでの「小さなコツ」、あるいはそれを過ぎたそのあとも続く「小さなコツ」っていうのがあるわけです。「小さなコツ」は「配慮」と言い換えてもいいでしょう。そういう「配慮」の連続の上に、いわゆるみなさんがおっしゃるコツ、つまり「大きなコツ」が成立する場合が多いのです。

引用元:ほんのりしあわせ。おうちパン~ぱん工房『くーぷ」のBakery Diary 49ページ

同じレシピで何度も作っているうちに自然とわかってくるものだとも書かれていました。

この本が出版されていた当時、門間さんが運営されていたサイトをみたところ、
「気持ちに小さな変化が起きて、新しい勉強をはじめることにしました。
引用元:++ Bakery Diary ++)」
とあり、サイトの運営を終了されていました。

すでにいろいろと習得されている方なのに、また新しい勉強をはじめたい、と。カッコいい・・・。

以上、パンのお話が余談ではないか?という記事でした。