箒(ほうき)のことが知りたくなり、白木屋傳兵衛さんに行きました。
長柄の江戸ほうきや棕櫚ほうきを何本か掃かせていただきその違いに感動♪特に地草のほうきのしなやかさは快感でした。
箒(ほうき)でカーペット掃除できることがわかって以来、本当にほうき掃除を始めてしまった私。
ほうきのことをもっと知りたくて、江戸箒の白木屋傳兵衛(しらこやでんべえ)という江戸箒のお店に行ってしまいました♪
白木屋さんは江戸箒のお店で創業は1830年。当時は銀座あった店舗ですが、現在は京橋駅から徒歩5分ほどのビルの1階にありました。
« 画像 »江戸箒とはホウキモロコシという草で作った座敷ほうきです。白木屋さんは江戸箒という名の座敷箒をはじめてつくったお店。江戸箒を作り始めたのは、畳座敷が庶民の生活に広まった江戸時代の終わりごろだそうです。
私が使っているのは長柄のほうき。今後もカーペット掃除に箒を使いたいので、欲しいのは棕櫚箒ではなく江戸長柄箒です。
コシがあるだけでは、江戸箒の草としては失格です。「柔らかさ」も兼ね備えていなければ草が折れやすくなってしまい、長持ち致しません。
と書かれてあり、良いほうきはコシと柔らかさを兼ね備えていることを知りました。だけどコシと柔らかさが履き心地にどう現れるのかまったく想像できず。むしろ柔らかさとコシの両立なんて本当かしら・・・と疑っていたぐらい。
ところが実際に白木屋さんの江戸長柄箒を掃かせてもらったら、すぐに実感がありました。2000円台で販売されている外国産草を使った長柄ほうきでさえ、私が今使っているほうきよりやわらかい。そしてコシ、つまり掃き出し力もあります。価格が高くなっていくごとに柔らかさが増し、その違いは面白いぐらい。お値段が上がるごとに履き心地が軽やかになることがわかりました。
最初に掃かせてもらった2000円台のほうきが、すでに私の使っているほうきより柔らかくて興奮したのですが、、、その10倍程度のお値段の「地草・『上』」は別次元のやわらかさでした。
« 画像 »次元の違いは整った感触、でしょうか。より柔らかいのはもちろんですが、単なる柔らかさの違いだけではありません。履き心地にばらつきがなく、草がそろって床の上を移動していく感覚が強い気がしました。
私の使っているほうきだと、クッションフロアの上でもザッザッとした荒っぽさがあるのですが、地草のほうきはサーッと滞りなく動いてくれました。
このクラスになると履き心地に快感を感じます。
最高級の国産草を使ったほうき。価格は5万円程度です。
« 画像 »床に触れたときに手に伝わる感触の繊細なこと!一瞬、「これなら顔も掃ける」と思ったぐらい柔らいと感じました。コシがあるので履き心地はフワッと跳ねるような感覚です。
実用品じゃなくて芸術品では?と言ってしまいました。さすがにいまの私、いまのおうちには場違いで使えないです(笑。
ちなみに「特上」は最高級の地草だけを使用していて、年に10本程度しか作れないものだそうです。
たかが「ほうき」と軽く見ていたら、ん万円のほうきも存在し、何を基準に選べば良いの?という悩みが生まれました。実際、お店への質問でも、ほうき選びに迷われている方は多いとか。
確かに現在は家庭ごとに住環境がまったく違うので、ほうき選びはホント悩みます。
私のように畳、カーペット、クッションフロアの3室だったらどうでしょう?バラバラだし、カーペットがあるから柔らかすぎない方がいい?国産の草(地草)にこだわらないほうがいい?ムー。
サッサッというよりザッザッとした履き心地が好きなことも考え合わせると、外国産と地草の混合や外国産オンリーの箒でも十分満足できそう、などなど悩みは尽きません。
無垢材のフローリングに使用するなら棕櫚箒もいいですね。無垢材×棕櫚箒、あこがれます☆
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