熊野古道「発心門王子から熊野本宮大社」を歩いてきました。熊野古道らしい景色をみながらゆっくりペースで約7キロ。
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熊野古道を体験するなら発心門王子から熊野本宮大社

熊野古道の森

友人と熊野古道を歩いてきました。今回は、発心門王子から熊野本宮大社までの約7キロのコース。

コミュニティーバスを利用して発心門王子へ移動し、徒歩で本宮大社を目指しましたが、途中には熊野古道らしい風景があり、最終的に本宮大社に参拝できるところがおススメだと思いました。

熊野古道は語り部さんと歩くのが楽しい

2011年三が日の参拝者数が約32万人だったという熊野本宮大社。蘇り、再生の地と言われる熊野本宮は「詣でると不思議な力を授かる」と、1000年以上も前から多くの人が目指した場所です。

私は「熊野古道(中辺路)」の一部を、古道大好き!!な友人と語り部さんらと歩いてきました。

熊野古道 コース例「発心門王子or伏拝王子から熊野本宮大社」

2006年に紀伊山地の霊場と参詣道として世界遺産に登録された熊野古道は、ずっと歩いてみたかった道。自宅から1時間ちょっとなのに、なかなか行けなかったのはコースやアクセスがわからなかったため。

そこで今回歩いたコースをまとめます。

概 略
コース発心門王子===伏拝王子===熊野本宮大社約7キロ
アクセス田辺市コミュニティバス
熊野本宮大社===伏拝王子===発心門王子
料金 200円
※熊野本宮大社前の世界遺産熊野本宮館駐車場、河原の駐車スペースが無料で利用可。
※南紀白浜空港やJR紀伊田辺駅前から、熊野本宮大社行きバスが運行してます。
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このコースの詳しい地図は、社団法人和歌山県観光連盟の和歌山県街道マップ|継桜王子(中辺路町)†熊野本宮大社(本宮町)がとても詳しいです(PDFでダウンロード・印刷可)。

コースを写真で確認

【スタート:バス停「本宮大社前」】9時30分発の田辺市コミュニティーバスで、発心門王子に移動しました。所要時間は約25分。途中の伏拝王子で下車することもできますので、時間のない人は伏拝王子===熊野本宮大社コースもいいですね。

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【熊野古道:発心門王子(ほっしんもんおうじ)】熊野本宮大社の神域の入口にあたる発心門王子。鳥居をくぐると「仏道への帰依を発心する」といわれていたそうです。語り部さんから、熊野古道は救いを求める人たちが修行道として苦しみに耐えて歩いた道であることを教わりました。

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【熊野古道:発心門王子===伏拝王子】熊野古道らしい道。杉とヒノキがスーッと空に伸びていました。澄んで冷やりとした空気が体の中を浄化していく感じ。道はなだらかなのでただただ快適でした。

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【熊野古道:森のベッド】間伐材を利用して作られた木のベッド。あの、嵐の松潤もここで休憩したとか。冒頭の写真はこの森のベッドで横になって撮影しました。だんだん力が抜けていってリラックスできる場所でした。汚れても気にならない服装かミニシート持参がいいと思います。

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【熊野古道:伏拝王子直前】バスで一度通った道を今度は徒歩で。高野山と熊野本宮を結ぶ修験道・奥駈道がある山並みが見えます。中央手前は三里富士。

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【熊野古道:伏拝王子(ふしおがみおうじ)】京都から苦難に耐えて歩き続け、ようやく、はじめて熊野本宮大社(大斎原)が見える場所が伏拝王子。あれが熊野本宮かと、感動して伏して拝んだことから名がついた王子だそうです。

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【熊野古道:伏拝王子===熊野本宮大社】熊野本宮大社まであと3キロほど。道はすこし緩急がありますが、石畳や木の根だらけの道など昔の古道に想いを馳せる景色が続きます。

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【熊野古道:最後の標識】熊野古道には写真のような標識があります。標識間は500メートルで、救助を求める場合には標識の番号を伝えれば場所がわかると教わりました。歩くペースの目安になりました。

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【ゴール:熊野本宮大社】祓戸王子では改めて心身の埃を祓いましょう、と語り部さん。いよいよ熊野本宮大社の本殿へ。本宮大社の主祭神がおられる第三殿を最初に拝み、第二殿、第一殿、第四殿と参るのが正式な順序です。

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実は、昔の熊野本宮大社 本殿は大斎原(おおゆのはら)と呼ばれる川の中州にありました。約100年前に上流の森林伐採が原因の大洪水で大部分が流され残った社殿を移築したのが現在の本殿。

神(熊野権現)が降臨したといわれる大斎原は、昔の熊野古道のゴール。現在の本殿から10分ほどの場所にあり日本一の高さの大鳥居が目印です。

熊野古道歩き情報

毎週日曜日9時すぎにバス停「本宮大社」に集合して、語り部と発心門王子†熊野本宮大社を歩くイベントが実施されているとのこと。料金は1,000円(バス代200円別)。実施の有無など、事前に熊野本宮観光協会(0735-42-0735)に問い合わせておくと安心です。

熊野本宮は羽田から3時間

JALの羽田空港-南紀白浜を利用すると、東京から意外に近い熊野本宮。

最終便で来熊し、周辺の湯の峰温泉、川湯温泉、渡良瀬温泉などに宿泊して、翌朝に熊野古道を歩くプランなら、その日の最終便で帰ることもできます。



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